カシオvsシャープ電卓を徹底比較|簿記電卓の選び方6つのポイント【電卓使いこなし02】

簿記の勉強や仕事で使う電卓は、価格や機能だけでなく、キー配列と操作感が自分に合うかを確認して選ぶことが大切です。
えっ、メーカーによってキー配列が違うのですか? パソコンのキーボードみたいに統一されていると思っていました
人気が高いカシオとシャープの電卓には、四則演算、パーセント計算、メモリー計算など、共通する基本機能があります。
ただ、「0」「00」「=」などの配置だけでなく、メモリーキーの名称や定数計算の操作方法も異なります。
今回は、簿記用として比較しやすいカシオ「JS-20WKA」とシャープ「EL-G37」を使って比較してみましょう。
カシオとシャープではキー配列や操作方法が異なる
2社のキー位置や名称には違いがあります。特に確認したいのが、次のキーです。
- 「0」と「00」
- 「+」「-」「×」「÷」
- よく使う「=」
- メモリーキー
- 消去キー
- 桁下げキー
| 比較項目 | カシオ | シャープ |
|---|---|---|
| メモリーの呼び出し | MR | RM |
| メモリーの消去 | MC | CM |
| 広い範囲の消去 | AC | CA |
| 定数計算 | 演算キーを2回押して設定する機種が一般的 | 最初の計算から自動的に定数が設定される機種が一般的 |
たとえば、カシオの「MR」はMemory Recall、シャープの「RM」はRecall Memoryを意味します。表記の順番は違いますが、どちらもメモリーに保存した数字を呼び出すキーです。
消去キーの働きにも違いがあります。カシオの一般的な「AC」は独立メモリーを残しますが、シャープの「CA」は独立メモリーやGTメモリーまで消去する機種があります。
ただし、同じメーカーでも機種によって配列や搭載機能は異なります。「カシオ式」「シャープ式」という大まかな違いを知ったうえで、購入する機種の画像や取扱説明書を確認してください。

電卓を選ぶときに確認したい6つのポイント
1.自分の手に合う大きさか
電卓は、大きければ押しやすいとは限りません。大きすぎると指の移動が増え、小さすぎると隣のキーを押しやすくなります。
私の手には、EL-G37の大きさがぴったりでした。大きすぎても小さすぎても、指を動かしにくく感じます。
手の大きさには個人差があります。「女性向け」「男性向け」と決めつけず、自分の指が無理なく届くかを確認しましょう。
2.キー配列に違和感がないか
同じ計算を繰り返すと、数字の位置を確認せずに押せるようになります。すでに使い慣れた電卓がある場合は、「0」「00」「+」「=」の位置が近い機種を選ぶと移行しやすくなります。
3.キーを気持ちよく押せるか
キーの重さ、反発、間隔、表面の形は、数字を入力するときの感覚に影響します。毎日使うなら、スペック表に載りにくい「押したときの気持ちよさ」も無視できません。
4.表示桁数は12桁がおすすめ
家庭での簡単な計算なら10桁でも使えますが、簿記や経理で長く使用するなら12桁の電卓が候補になります。
5.早打ちに対応しているか
早打ち機能は、前のキーから指を完全に離す前に次のキーを押しても、入力を認識する機能です。簿記の勉強を始めたばかりの段階では必須ではありませんが、入力に慣れて速くなったときに役立ちます。
6.机の上で滑りにくいか
本体が軽すぎたり、裏面の滑り止めが弱かったりすると、キーを押すたびに電卓が動くことがあります。速さだけでなく、置いた場所から動かない安定感も確認したいポイントです。
シャープ、カシオの電卓を選ぶなら
ここでは、どちらも12桁表示の実務・学習向け電卓として、シャープ「EL-G37」とカシオ「JS-20DC」をオススメします。
好きなキー配列や操作性で決めると良いと思います。
シャープ EL-G37
- 簿記検定試験のために特別開発された学校用・実務電卓
- スムーズな早打ち(2キーロールオーバー)や静音性を搭載
- 日数計算機能や見やすい傾斜表示付き
カシオ JS-20DC
- プロの経理や財務のニーズに応える本格実務電卓
- 指の動きに合わせた人間工学キーと静かなサイレントタッチ
- 数字が消えにくい2色成型樹脂キーや日数・時間計算を搭載
簿記学習や会社の経理業務の効率は、電卓選びで大きく変わります






