Audibleで始める耳読入門|目を休めながら読書・ウォーキング・睡眠改善までできた話

本を読みたいのに、目が疲れて読めない
これが、私、ナオのかなり切実な悩みでした。
会社では一日中パソコンとにらめっこ。家に帰っても映画やドラマ、気づけばスマホでネットサーフィン。現代の生活は、とにかく目を酷使する場面ばかりです。
夜になると目の奥がじんわり重くなります。使いすぎだな、と分かっていながら、それでも本は読みたい。新しい情報も知りたい。読みたい本は次々に増えていくのに、肝心の目はもう限界——。
読書欲はあるのに、目の体力がついてこない。そんな矛盾を抱えていたときに試したのが、オーディオブックを使った「耳読」でした。
耳読とは、文字を目で読むのではなく、耳で本を聴く読書法のことです。最初は「本当に頭に入るのか?」と半信半疑でした。でも試行錯誤していくうちに、読書時間が増えただけでなく、ウォーキングや家事、寝る前の時間まで整ってきました。
この記事では、私が耳読にたどり着くまでの失敗談、実際の使い方、Audibleの始め方、続けるコツを紹介します。
最近、夕方になると目がショボショボして、帰りの電車で本を読みたいのに、全然読めてなくて。開いてもすぐ閉じちゃうんですよね。
それ、目を使いすぎてるんだと思うよ。私もその経験があるから、よくわかる。耳は疲れていないよね?
耳ですか? 仕事では会議で人の話を聞くか、同僚と話すくらいで、目よりは使ってないと思います。
じゃあ、オーディオブックで"耳読"を始めてみない?
そもそも「耳読」とは?目を使わずに本を読む方法
耳読とは、その名の通り「耳で本を読む」ことです。オーディオブックを使って、プロのナレーターや声優が朗読してくれる音声で本を楽しむ読書スタイルです。最近はAIが朗読するケースも増えてきています。
普通の読書は、当然ながら目で文字を追います。でも耳読なら、目を閉じていても、別のことをしていても本が読める(聴ける)のです。文字を「見る」のではなく、物語や知識を「聴く」ことで内容を得る読書法です。
紙の本・電子書籍・耳読の違い

耳読は、紙の本や電子書籍の代わりというより、読書の選択肢を増やす方法だと思います。
私、YouTubeを音だけで聞いてることが多いです。ラジオも好きだし。
そういうタイプの人には耳読は相性がいいと思うよ。
オーディオブックが頭に入らない?私も最初は失敗しました
正直に言うと、最初から耳読がうまくいったわけではありません。
「耳で聴くだけなら楽だろう」と思っていたのに、実際はそうでもありませんでした。目を使わない分、頭の中で別の考えが勝手に走り出します。気づけば、朗読は進んでいるのに、本の内容が入ってこない状態になるのです。
椅子に座って聴くだけでは退屈でした
最初に試したときは、椅子に座ってただ聴くだけでした。これがなんとも退屈で、目を使っていないと逆に気が他にそれてしまいました。
一見、集中できそうに思えます。でも自分の場合は逆でした。体が止まっていると、かえって意識がぼんやりしてしまうのです。
読書なら目で文字を追うので、ある程度は強制的に意識が本に向かいます。でも耳読は、体も目も空いているので、意識がフラフラと他に向きやすいので、困ったものでした。
洗濯をしながら聴いたら、少しずつコツがわかりました
次に試したのが、洗濯をしながら聴くという方法でした。
最初はやはり集中できませんでした。ただ、洗濯は手順が決まっている単純作業なので、繰り返すうちに徐々にコツをつかんできました。
洗濯物を取り出す。干す。たたむ。しまう。手は動いているけれど、頭はそこまで使いません。すると、耳が本に向きやすくなりました。「何もしないで聴く」よりも、「簡単な作業をしながら聴く」方が、自分には合っていたのです。ラジオを聞きながら作業するのと同じでした。
耳読に向いている作業・向いていない作業
何度か失敗を重ねるうちに、少しずつコツが見えてきました。
| 耳読と相性がいい作業 | 理由 |
|---|---|
| ウォーキング | 体は動くが、頭は比較的空いている |
| 洗濯物干し | 手順が単純で聴きやすい |
| 食器洗い | 一定のリズムがあり、耳が空く |
| 掃除 | 慣れた場所なら聴きやすい |
| 電車移動 | 目を休めながら時間を使える |
| 耳読と相性が悪い作業 | 理由 |
|---|---|
| 初めて作る料理 | 手順確認に頭を使う |
| 文章を書く仕事 | 言葉同士がぶつかる |
| 数字を扱う作業 | 聴く内容が入りにくい |
| 難しい判断が必要な仕事 | 注意力が分散する |
逆に、初めて聴くジャンルや複雑なビジネス書は、慣れないうちはなかなか頭に入りません。ただし聴き続けているうちに、次第に理解できるようになってきます。
慣れるまでは、内容が多少それても大丈夫な"知っている系"の本から始めるとハードルが低いです。こうした遠回りを経て、ようやく今の自分に合った耳読スタイルにたどり着きました。
耳読が健康にいいと感じた3つの理由
耳読の魅力は「本が読める」ことだけではありません。続けるうちに、思いがけず健康面でのメリットを感じるようになりました。大きく3つあります。
① 目を休めながら読書できる
これが一番のメリットです。仕事でもプライベートでも画面を見続けている私たちにとって、目は慢性的に疲れています。耳読なら、目を一切使わずに読書ができます。目を閉じたまま聴けるので、眼精疲労やブルーライトから目を解放してあげられます。
私にとっては、夜のスマホ時間を耳読に置き換えることで、「目を使わない時間」を自然に作れるようになりました。米国眼科学会(AAO)でも、画面の見すぎによる目の疲れへの注意が呼びかけられています。
② ウォーキングや家事と両立できる
耳読の最大の発見は、「耳以外の体は自由」だということです。手も足も空いているので、何かをしながら本が読めます。これまで"ただの作業時間"だった時間が、まるごと読書時間に変わります。
特にウォーキングとの相性は良いです。歩くことで体を動かしながら、耳では本を聴く。運動と読書を同時に進められるので、時間の使い方としてかなり効率がいいと感じています。
家事も同じです。掃除、洗濯、食器洗い。今まで「早く終わらせたいだけの時間」だったものが、「本を進められる時間」に変わります。これは生活改善としてかなり大きいと感じています。
③ 寝る前のスマホ時間を減らせる
寝る前にスマホやパソコンの画面を見ると、つい次の動画、次の記事、次の通知へと引っ張られてしまいます。
私の場合、その時間を耳読に置き換えたことで、目も脳も少しずつ休まり、自然と眠りに入りやすくなりました。
ポイントは、寝る前に刺激の強い作品を選ばないことです。ミステリーや熱いビジネス書を聴くと、逆に目が覚めることがあります。寝る前は、少し硬めの本、落ち着いた朗読、途中で眠っても惜しくない本を選ぶようにしています。

なんか、いいことづくめですね。
ただし、さっき話した通り「向き不向き」はあるから、自分に合うように方法をいろいろと試した方がいいよ。
ナオの「耳読」ルーティン全公開
試行錯誤の末にたどり着いた、実際の耳読ルーティンを紹介します。「耳以外は自由」という発見を、生活のいろんな場面に当てはめてみました。
朝・昼・夜で耳読を使い分ける
耳読は、時間帯によって向いている本が違います。朝や昼は、少し前向きになれる本、ビジネス書、自己啓発、学び系が合いやすいです。家事中は、軽めの本や対話形式の本が聴きやすいです。寝る前は、刺激が少ない本、落ち着いた朗読、途中で眠っても大丈夫な本がいいです。
毎日のウォーキング1万歩のお供に
健康のために毎日1万歩を歩いています。以前はお気に入りの音楽を聴きながら歩いていましたが、今は読みたい本を聴きながら歩きます。
すると、1万歩という"運動の時間"が、そのまま"読書の時間"になりました。歩き終わる頃には、本も一章ぶん進んでいます。運動と読書を同時に進められるこの感覚は、一度味わうとやめられません。日本ウオーキング協会のサイトでも、歩くことの健康効果が紹介されています。
家事をしながら
掃除、料理、洗濯物を干す——こうした家事の時間も、今は耳読タイムです。
ただし前述の通り、複雑な内容だと聞き逃すこともあるので、家事のときは比較的シンプルな話の本を選ぶようにしています。特におすすめなのは、すでに少し知っているテーマの本です。完全に初めての難しい本よりも、「ああ、これは聞いたことがあるな」という内容の方が、耳だけでも入りやすいです。
寝る前の1時間
そして地味に効果が大きかったのが、就寝前です。寝る1時間前には画面を閉じて、布団の中で耳読に切り替えます。目も脳もゆっくり休まり、いつの間にか眠りに落ちています。
眠りやすくするために、エンタメ作品ではなく、あえて少し硬めの本を選んで聴くようにしています。Audibleにはスリープタイマー機能もあるので、寝落ちしても安心です。

ナオのおすすめ本
- 『国宝 上 青春篇』(朝日文庫/吉田修一)——映画『国宝』を観て感動したので原作を読んだ一冊です。物語性が強く、朗読で場面が浮かびやすいです。
- 『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社/岸見一郎・古賀史健)——対話形式なので耳読にピッタリです。ハナとナオの会話記事が好きな人にも相性が良いと思います。
- 『人は話し方が9割』(すばる舎/永松茂久)——ベストセラービジネス書はAudibleにたくさんあります。章ごとにポイントがわかりやすく、ながら聴きしやすいです。
Audibleで耳読を始める方法
「やってみたい」と思ったら、始め方はとてもシンプルです。使っているのは、Amazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」です。

Audibleは、本の朗読をスマホアプリやPCサイトから聴けるサービスです。プロのナレーターや声優による朗読も多く、ビジネス書、小説、自己啓発、文学、Podcastなど、幅広いジャンルがあります。
Audibleの料金プラン
料金プランは主に2つです。
| プラン | 料金 | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| スタンダードプラン | 月額880円 | 毎月1冊を選んで聴く | 月1冊で十分な人 |
| プレミアムプラン | 月額1,500円 | 対象作品が聴き放題 | 月2冊以上聴きたい人 |
ビジネス書を月に2冊以上聴きたいならプレミアムプラン、月1冊で十分ならスタンダードプラン、というのが選び方の目安です。詳しい内容はAudibleヘルプ「会員プランについて」でも確認できます。
※プラン内容や料金、キャンペーンは変更されることがあります。登録前に公式サイトで最新情報をご確認ください(要確認)。
無料体験から始めるのが安心
はじめての人には30日間の無料体験があります。「自分に合うかな?」と不安な人は、まず無料で試してみるのがおすすめです。合わなければ期間内に解約すれば費用はかかりません。
ただし、無料体験後は自動更新になります。続けない場合は、期間内に解約手続きを忘れないようにしてください。
「耳読」を続けるコツ
耳読は始めるのは簡単ですが、続けるには少しコツがいります。
最初は1倍速でOK。慣れたら1.2倍、1.5倍、2倍へ
慣れてきたら再生速度を1.2〜1.5倍にします。聴き取れる範囲で速くすると、時短になって読める冊数も伸びます。自分は最近、2倍速が多いです。
ただし、最初から2倍速にする必要はありません。初心者は1倍速で十分です。小説や感情を味わいたい本は、等倍〜1.2倍くらいの方が楽しめることもあります。速く聴くことが目的ではなく、生活の中に読書を戻すことが目的です。
「耳が空いている時間」を先に見つける
「通勤中」「運動中」「家事中」「寝る前」など、自分の生活の中で"耳が空いている時間"を先に見つけておくと、自然と習慣になります。たとえば、こういう時間です。
- 朝のウォーキング
- 駅までの移動
- 洗濯物を干す時間
- 食器洗い
- 掃除
- 寝る前のスマホ時間
耳読は、気合いで続けるよりも、生活のすき間に差し込む方がうまくいきます。
耳読が向いていない人もいます
耳読は便利ですが、向いていない人もいます。
- 音声より文字の方が理解しやすい人
- 静かに本を読みたい人
- 重要な本は紙で精読したい人
- 音に疲れやすい人
- 図表やデータを確認しながら読みたい人
こういう人は、無理に耳読だけにしなくて大丈夫です。耳読は紙の本の代わりではなく、読書の選択肢を増やす方法だからです。
耳読でも、すべてを完璧に理解しようとしなくていいです。大事な20%を拾う感覚については、こちらの記事でも書いています。
仕事が速い人は物事の「20%」を見極める コスパ最強の思考法
まとめ:耳が空いている時間を、読書時間に
「本はたくさん読みたい。でも、目を使いすぎている」「運動不足が気になる」「家事で忙しくて読書の時間がない」——もしそんな悩みがあるなら、耳読はきっと相性がいいはずです。
最初はうまくいかないこともあるかもしれません。それでも、自分に合う組み合わせが見つかれば、耳読なら歩きながら、家事をしながら、目を休めながら本が読めます。読書と健康を同時に手に入れられる、ちょっとお得な習慣です。
まずは小さく、無料体験から始めてみてください。耳が空いている時間が、新しい読書時間に変わるはずです。
私も試してみようかな。読みたい本がいっぱいあるから。
それがコツ。まずは1冊、聴いてみて。
参考文献・引用元
- Audible公式サイト
- Audibleヘルプ「会員プランについて」
- American Academy of Ophthalmology「Computers, Digital Devices, and Eye Strain」(要確認:英語の医療系サイトのため、内容の翻訳・引用は概要レベルにとどめています)
- 一般社団法人日本ウオーキング協会
©アイデアクション ideaction.net












