簿記の初学者でも理解できる!損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)を健康ダイエットの例えでわかりやすく解説

損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)の違いがよくわからない
ナオさん、私は簿記3級の勉強を最近始めたばかりです。最初に出てくるPLとBSって、何ですか? 違いがよくわからなくてー
簿記や会計の勉強を始めると、多くの人が最初につまずくポイントです。
実は私自身も、簿記3級の勉強を始めたばかりの頃、この2つの違いを理解できていませんでした。
しかし、考え方自体は決して難しいものではありません。
実は「ダイエット」に置き換えて考えると、驚くほどすんなり理解できるようになります。
この記事では、数字が苦手な人でもイメージできるように、ダイエットを例にしながらPLとBSの違いを解説していきます。
あくまでも主役は簿記の理解ですので、ダイエットはそのための「たとえ話」として読み進めてみてください。
それ、僕も最初まったく同じところでつまずいたよ。実はダイエットの記録とまったく同じ構造なんだ。今日はその話をしようか。
PLとは?「一定期間の成績」を表す表
PL(損益計算書、Profit and Loss Statement)とは、簡単に言うと「一定期間の成績」を表す書類です。
会社であれば「1年間でいくら売上があって、いくら経費を使って、結果いくら利益が出たか」を示すものです。
これをダイエットに置き換えると、毎日の「食べた量」と「運動した量」の記録がPLにあたります。
- 今日食べた量(摂取カロリー)
- 今日運動した量(消費カロリー)
- その差引きの結果(カロリー収支)
例えば、今日2200kcal摂取、2500kcal消費したとします。
2200kcal(摂取)−2500kcal(総消費)=−300kcal
つまり、300kcalのカロリー不足(カロリー赤字)です。数字だけを見るとマイナスですが、減量を目指す人にとっては望ましい結果です。
ただし、会計では収益より費用が多い状態を「赤字」と呼びます。ダイエットと会計では、マイナスの受け止め方が反対になる点に注意してください。
ダイエットでは「マイナス」がうれしいこともありますが、会社のPLでは「プラスの利益」が望ましい結果です。
これを会社の会計に置き換えると、次のようになります。
売上 − 経費 = 利益
PLは、一定期間の「お金の動きと、その結果としての利益」を表します。
ダイエットに置き換えるなら、1週間や1か月の摂取カロリーと消費カロリーをまとめた「期間の記録」に近いものです。

BSとは?「今の状態」を表す表
一方、BS(貸借対照表、Balance Sheet)は、「ある時点での状態」を表す書類です。
ダイエットで言えば、健康診断の日に測る「今の体の状態」がBSにあたります。
- 体重
- 筋肉量
- 体脂肪率
これらは「今日1日でどれだけ食べたか」ではなく、「これまでの積み重ねの結果、今どういう状態にあるか」を示すものです。
BSでは、会社が持っている現金や設備などの「資産」と、それをどのように用意したのかを示す「負債・純資産」が左右に並びます。
資産=負債+純資産
左右の金額が必ず一致することが、貸借対照表の大きな特徴です。
- 現金や設備などの「資産」
- 借入金などの「負債」
- 資産から負債を引いた「自己資本(純資産)」
PLは一定期間の「フロー(流れ)」、BSはある時点の「ストック(残高)」を表します。

PLの利益は、BSの純資産につながっている
PLとBSは、まったく別々の書類ではありません。PLで計算された利益は、最終的にBSの純資産に影響します。
ただし、BSは利益だけで決まるわけではありません。銀行からの借入、借入金の返済、設備の購入などによっても、資産や負債は変化します。
そのため、「PLの利益がBSに影響する」と覚えると、より正確です。
毎日300kcalオフ→ 半年後に体脂肪が減少 → 健康診断の結果が変わる
会社経営でも同じ構造です。毎日の利益(PL)が積み重なることで、会社の現金や資産(BS)が変化していきます。
つまり「PLの積み重ねがBSをつくる」という関係を押さえておけば、この2つの書類がバラバラのものではなく、1本の線でつながっていることが理解できるはずです。
なるほど…PLは「毎日のがんばり」で、BSは「その結果としての今」ってことなんですね。バラバラに覚えようとしてたから混乱してたのか。

会社の会計に置き換えると
PLとBSの違いを整理してみます。
| 書類 | いつの数字か | ダイエットに例えると |
|---|---|---|
| 損益計算書(PL) | 1年間など、一定期間の記録 | 1か月の摂取・消費カロリー |
| 貸借対照表(BS) | 決算日など、ある1日時点の状態 | 月末に測った体重・体脂肪率 |
他の例えの場合、銀行口座でいうと
- PL:1か月間に入ったお金と出ていったお金
- BS:月末時点で口座に残っている金額
まとめ
PLは「期間中にどんな行動をしたか」を表す記録です。
BSは「その結果、今どんな状態になっているか」を表す記録です。
ダイエットでも会社経営でも、この考え方はまったく同じです。
毎日の積み重ね(PL)が、現在の姿(BS)をつくっていきます。
簿記の勉強って、こういう身近な例に置き換えるだけで急に理解が進むんだよな。数字だけ追ってても頭に入らないから。
私も次はテキストを開くとき、「これは今日のPL?それとも今のBS?」って考えながら読んでみます!
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参考文献・出典
- freee「損益計算書と貸借対照表の違いは?覚え方や関係性をわかりやすく解説」(公認会計士・税理士監修)
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